ファイナンシャルプランナー
松村 勝宜

ケアマネジャー・理学療法士の資格を持ち、自ら介護の現場で汗を流す異色の独立系ファイナンシャルプランナー。老後までおカネに困らない暮らしを実現します!

ボクがFPオフィスを始めた理由

知っている人だけが得をして、知らない人が損をする・・・
そんな現状を、何とかしたい!

ボクは今、介護の仕事を中心に活動しています。以前、大規模な介護施設で仕事をしていたボクは、少人数で一人ひとりに目が行き届く中、体力が低下した方でも元気に身体を動かして楽しめる場をつくりたいという想いで起業し、デイサービスという介護事業所を運営しながら、毎日現場で汗を流しています。

その中で次第に、たくさんの問題意識を抱くようになりました。

日本は今、人口がどんどん減っています。そうした中、特に都市部では今後高齢者が急増し、医療や介護の費用がますます増えていきます。財政はパンク状態となり、介護で身動きがとれない家族が相次ぐ現実が、間違いなく迫りつつあるようです。

ボクが以前、「介護老人保健施設」(老健といいます)で働いていたときのこと。

老健というのは、病院と自宅の「中間施設」というタテマエ。つまり、すぐには退院できないけど、がんばってリハビリして自宅復帰を目指しましょう、という施設なんです。

ところが現実はどうか。

何百人もの待機者がいる「特別養護老人ホーム」(特養といいます)の順番待ちで、市内の老健を1年ごとにグルグル回っている方がとても多くいらっしゃいます。

なぜ多くの人が特養への入所を希望するかというと、安いから。

ボクは思いました。

もしそのときに一定のおカネが確保できていれば、民間の有料老人ホームなどにも入れるのに。もちろん、おカネをかけた分だけ良いサービスが受けられるとは必ずしも限らないけど、少なくとも選択肢が増えることは間違いありません。

また最近では、例えば介護度が軽度な方に対する家事援助サービスが、公的介護保険から切り離されることが議論され、大きな批判の声が上がっています。

でも、必要になったときに、貯蓄を取り崩してでも資産が増えていくほどの資産運用ができていて、おカネの不安なく老後も暮らしていけるのであれば、安くサービスが利用できる公的介護保険に頼らずとも、必要なだけのサービスをしっかり自分で支払うことができるのではないか。

介護現場で働く経験が増すごとに、こんな思いがどんどん強くなっていきました。

ボク自身のおカネにまつわる経験を振り返ってみれば、たくさんの失敗と、それをバネにして自分で勉強することで乗り越えてきたことの繰り返しでした。

人生で最も大きな買い物のひとつと言われる生命保険。

何もわからないまま初めて入ったのは、まだ独身の24歳のときでした。

それから結婚した後にも見直したりしましたが、営業担当者に勧められるまま、今なら絶対に選択しない、明らかに売り手に都合の良い商品に加入してしまったりしたことも。

もしそのまま見直していなければ、生涯で1,000万円以上も高い保険料をトータルで払い続けていたわけで、そう考えると本当にゾッとします。

しばらくムダな保険料を払い続けてしまいましたが、今では安い「授業料」だったと前向きにとらえています。
こうしてFPの仕事に活かすことができたので!

資産運用もそうです。

株式投資を始めた20代のころの一時期、株価の値動きばかり追いかけていたときがありました。
仕事中も、気になって仕方ありませんでした。

でも、これは明らかにおかしい。

ボクがやっていたことは、「投資」ではなく「投機(ギャンブル)」でした。本来、いちばん効率が良い投資は、実は、本業の仕事に一所懸命打ち込むことなんですよね。

本業でがんばって働いて、その上でおカネにもがんばって働いてもらう。後になってやっとこれに気付いたとき、目の前に大きな視界が開けた気がしました。

ボクは36歳で起業しました。

小さな介護事業所ですが、それでも何やかんやとたくさんのおカネが必要です。手持ち資金だけでは全く足りなかったため、金融機関からおカネを借りました。

当時は、借入額と同じだけの手持ち資金を用意していないと、その金額を借りることはできませんでした。

とても幸いなことに、ボクは22歳で就職したときから、使える有利な制度は全部利用し、少額ですが毎月コツコツと積み立てていました。そのときは起業するとか全く想像したこともなかったのですが、それから10年以上が経過して、結果的にコツコツ積み立てていたことが、大きな威力を発揮することになったのです。

もちろん、誰もが起業を目指すわけではありませんし、楽しくワクワクしながら生きていく方法は、人それぞれです。でも、確実に言えることは、おカネがあるからこそ実現できることはある、と思います。(どこかのIT企業の経営者がその昔豪語していた、「カネで買えないものはない」とは違いますよ!)

ボクは、国の「バラマキ政策」が嫌いです。

しばらく前に、低所得世帯に配られる「臨時福祉給付金」というのがあって、該当した我が家は、家族ひとりにつき1万円、合計5万円をしっかりもらってしまいました。(目の前で、タダで5万円あげると言われると、意思が弱いボクはつい受け取ってしまったのですが、それでもやっぱり、バラマキはあかんと思います)

国から5万円をもらわないといけないくらい低所得だった我が家でも、今でも決して所得は高くありませんが、それでもおカネに関する不安は驚くほど小さいのです。

我が家は、妻と3人の子どもがいるフツーの5人家族です。

決して贅沢な暮らしはしていませんが、かといって節約一辺倒の切り詰めた生活をしているわけではありません。

そんなフツーの一般家庭が、そこそこしっかりと家計管理を行い、金融商品や保険などを売り手の都合に合わせて買わされることから決別し、国が用意してくれたあらゆるおトクな制度をきっちりと使い倒しながら、無理のない資産運用をコツコツ継続することで、好きな仕事をしながらも、おカネの不安からスッキリ解放された生活を送ることができるのです。

冒頭にも書いたように、もやはこの国は、高齢者の増加と少子化、働き手の減少で、財政はパンク寸前です。

これからますます、国や会社に頼るだけではなく、本業の仕事で一所懸命働きながら、おカネに関して正しい知識を持ち、自助努力でおカネを守り、増やしていくことが不可欠です。

本来は、おカネに関する正しい知識を啓蒙していくのがファイナンシャルプランナー(FP)の役目であるべきなのですが、多くのFPは金融機関に所属して活動しているため、必ずしも中立公正な立場でアドバイスできるとは限らないというのが現状です。

だからこそボクは、まだまだ数少ない独立系FPとして、金融機関や保険会社などからの手数料や紹介料は一切受け取らずに、あくまでもお客さまの立場に立って、お客さまにメリットのあるアドバイスをトコトン追求していきます。

実は、おカネに対する考え方って、驚くほどシンプルなもの。

金融機関がわざと複雑にわかりにくくして、知識の乏しい消費者に売って収益を上げようとしている一面もあるのです。

ひとりでも多くの方が、ちょっとしたFPの知識を身につけていくことで、よりよい人生を送ることができ、さらにその延長線上には、この国の社会問題の解決につながっていくと、ボクは本気で思っています。

神戸・芦屋・西宮・尼崎でのファイナンシャルプランナーへのご相談は、金融機関に全くしがらみのない独立系事務所、スタジオポルテ夙川公園FPオフィスへ、お気軽にどうぞ。

相談してよかった、と思っていただけるご提案を、トコトン追求していきます。

知っている人だけが得をして、知らない人は損をする、なんていう世界、ぜったいにおかしい。おカネの知恵を少しでも多くの人にお伝えし、将来の不安を少しでも軽くしてほしい。これが、FPであるボクの使命だと思っています。

FPの知識を持った人が増えていくことで、この国の未来はもっとよりよいものになるはずだと確信します。

株式会社タフ&テンダー 代表取締役
スタジオポルテ夙川公園FPオフィス 代表 松村 勝宜