「共済」は、民間の保険商品と比べると超割安ですが・・・

食料品などの日常の買い物には、近くのコープさんに行くことが多いです。

今日も肉や魚、野菜やおやつなど、家族5人分の、たくさんのお買い物をしました。

家に帰ってからエコバッグの中身を冷蔵庫に入れていると、レジ係の方がこそっと入れた「co-op共済」のチラシが一枚。

特に見るつもりはなかったのですが、とても気になる一言が目に入ってきました。

冷蔵庫に移し替える手を止めてチラシをよく見ると、そこには「ご加入者様からの嬉しい声」と題して、小さな子どもといっしょに笑顔を見せるママの、こんなコメントが載っています。

ケガで1日通院しただけでも、保障してもらえた!

さらに続きます。

1回のケガ通院くらいでは保障されず、何度も通院しないと請求できないと思っていました。けれど、コープ共済は1日だけのケガ通院でも保障してもらえました。たった1日の通院でも交通費がかかるし、子どもをなだめるためにおやつを買ったり、何かと出費はあるので、いつも親身に対応してもらって感謝しています。

みなさん、どう思われますか?

確かに、受け取る共済金がおやつ代にもあてられて、嬉しいに違いありません。

コメント通り、医療費だけでなく、交通費などもかかるかもしれませんしね。

でも、どうか保険の原点に立ち返ってみてください。

そもそも保険とは、保険の対象となる事故等が起こってしまったときに、自己資金だけではとうてい支払えないような高額の負担が発生するかもしれない場合に、効果的なのです。

例えば、自動車保険や、子どもが小さいうちに世帯主に万一があったときの死亡保険などは、必要な場合が多いでしょう。

逆に言えば、自己資金でまかなえるようなことに対しては、保険会社に保険料(共済なら「掛金」)を支払うのではなく、自分の口座に積み立てておくのが賢い方法です。

いくら保険料(掛金)が大した額でなくても、それでも保険会社や共済組合の経費は必ずかかるので、いくら割安な共済といえども、割高です。

決して、ウマい話はありません。

少額だから入っておこうか、が積み重なると、気づかないうちに大きな額の負担になっているかもしれません。

通信費の節約には一所懸命でも、少額でも割高な保険に入っておられる方は多いように思います。

コープさんや保険の販売員さんはいつも親身にしてくれるかもしれませんが、その共済や保険が本当に必要なのかどうか、加入前に立ち止まって考えてみてくださいね。